頚部痛・肩こり

首の後が痛くなる頚部痛や肩こりは誰もが一度は経験する痛みです。
幅広い年齢層に現れるもので、年齢によって原因も変わります。
若い人の場合は、筋肉疲労や血行障害、関節炎が原因となっていることが多く、中・高年齢になると、頚椎や肩の関節周辺の加齢による変形(老化)が原因となっている場合が多いことが分かっています。
このような原因で起こる頚部痛や肩こりは、重症化することが稀で、命の危険を伴うことはありません。
しかし、いつも起こる頚部痛や肩こりが数ヶ月にもわたって持続する場合や、激痛を伴う場合、また、痛みの他に四肢の痺れや感覚異常、歩行障害などを伴っている場合は注意が必要です。
頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症、後縦靭帯骨化症、悪性腫瘍の転移などの危険な病気でも肩こりや頚部痛などの症状が見られることがあるためです。
悪性腫瘍の転移は脊椎に起こることがあります。
脊椎腫瘍と呼ばれ、脊椎から発生した腫瘍であることは稀で、脊椎腫瘍の多くが他で発生した腫瘍の転移となります。
頚部の腫瘍の症状は、腫瘍が骨を侵して脊椎の支持性を失うことによって起こる痛みと、脊髄が腫瘍によって圧迫されて起こる痛みや感覚異常などがあります。
早期に発見できると放射線治療や手術などの適切な治療を行うことができ、良好な経過を辿ることが期待できるため、早期の発見が非常に重要な病気です。
腫瘍だけでなく、ヘルニアや頚椎症、後縦靭帯骨化症でも早期発見が非常に重要です。
手足の痺れや感覚・運動異常に対して、何の治療もせずそのままにしておくと、これらの病気が原因の場合では、最終的に完全に手足が麻痺してしまう可能性が高いのです。
検査で原因をはっきりとさせて適切な治療を行うことで、麻痺を防ぐことができるため、早期発見での適切な治療が望まれます。
単なる肩こりや首の痛みが、長く続いたり他の感覚・運動異常も伴うときには、至急、医療機関で精密な検査を受けましょう。
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